【webサイト制作・webシステム開発 虎の巻】 Vol.2「見積りを取るときにオススメしたいこと」

みなさんこんにちは。
大阪webソリューション事業部プランニング部・部長の近藤です。

このコーナーでは、社内のweb担当者のアナタがwebサイトをリニューアルする際に「何からどう始めれば良いんだい?」という時に役に立つ情報をお届けします!

第二回目は、「見積りを取るときにオススメしたいこと」です。

しっかりとプロジェクトを進めるためにも予算確保は大事なフェーズです。初期段階でもある程度しっかりとした予算感を掴むために「最低限やっておくと良いこと」をご紹介します。

目安にできる見積りをとるために

いざ、サイトリニューアル!といっても、いったいどれくらいのお金がかかるのか見当すらつかないことも多いですよね。
そこで、とりあえず制作会社に概算でも見積りをもらうことになりますが、そんなときに参考にしていただきたい見積りの取り方を紹介いたします!

既存サイトのボリュームで見積りをとるのはNG

今のサイトのリニューアルだからといってそのままのボリュームで見積りをとるのはあまりオススメできません。

リニューアルするということは、課題解決のためにコンテンツのスリム化やボリューム増、新しい仕組みの導入、システムの新規・追加構築が発生することがほとんどでしょう。

サイトボリュームはその後の要件によって大きく変わるため、逆にその金額感が基準となることで本来やるべき取り組みに予算が割り当てづらくなるということにもなってしまいます。

やりたいことをピックアップする

リニューアルの目的に合わせて、予めリニューアル後のサイトでどんなことを実現したいのかをいくつかピックアップしておくと良いでしょう。

ユーザーに対してやりたいことの例

  • ○ヶ国語の外国語対応が必須
  • 動画コンテンツで訴求したいことがある
  • ユーザーによってコンテンツを出し分けたい

管理面でやりたいことの例

  • 専属のweb担当者がいないのでとにかく運用負担を減らしたい
  • 更新はすべて社内で行いたい(or 制作会社に任せたい)
  • 電話対応を減らすため、web上で問い合わせ対応を完結したい

やりたいことがわかれば、それをどう実現するかは制作会社の腕の見せどころです。制作会社からの見積り前のヒアリングもより精度の高いものになるはずです。

サイト構成図でボリューム感を割り出す

リニューアル後のサイト構成図がひけると具体的なボリューム感が明示できます。
ページごとのボリュームまでは必要ないので、サイト全体でだいたい何ページ程度の規模感かを見積もる側に伝えられると良いですね。

現状のサイトコンテンツから必要なもの、不必要なものを洗い出し、ベンチマークしている競合他社のサイトなどを参考にするとわかりやすいかもしれません。社内で更新を行うページ(新着情報や製品情報、スタッフブログ、導入事例など)がどの程度あるのも記載しておくと、CMS導入の見積りもしやすくなります。
サイト構成図PowerPointやExcelなどで作成できますが、色々なサイト構成図作成サービスもあるので、ぜひ一度利用してみてください。

サイト構成図作成サービス一例

Cacoo
SlickPlan

まずはイメージづくりレベルで構成図をひいてみていただいて、過不足がないか、ほかにはどういうコンテンツが必要か、などは気軽に制作会社に相談しましょう。
(もちろんルート・シーもそのあたりはしっかりサポートさせていただきます♪)

およその予算感を伝える

同じ30ページのサイトでも、制作会社の規模やその会社のワークフローによって金額は大きく変わります。「倍以上金額が違う」ということもよくある話です。

そのため、予め予算の幅を伝えることによって、制作会社側も予算に合わせた提案・見積りをしやすくなります。「この予算だとこれくらいの内容」という目安もわかるようになりますし、ご自身の価格感と市場価格の差異がわかります。
予算感に合う提案をしてくれた制作会社の従業員数を確認し、同じような規模の会社に再度相見積りをとる、というのも方法の一つです。

また、見積りは作業内容に加えて、納期などにも左右されることもありますので、

●提案の内容によっては予算を変更できる
●予算は増やせないが納期は調整可能
●優先度が高くないコンテンツは割愛できそう

などあれば、ぜひ検討余地として明示してください。

まとめ

  • 現サイトのボリュームで見積りをとらない
  • やりたいことをピックアップする
  • サイト構成図でボリューム感を割り出す
  • およその予算感を伝える

制作が始まってから要件がかわることもありますが、上記を踏まえた見積り依頼をかけることで、より要件に近い見積りを出してもらうことが可能です。

発注・制作開始までの時間短縮になりますし、制作会社側も見積り段階でより詳しい的を射た質問がしやすくなることで、見積り精度があがります。

ぜひ参考にしてみてください。
ではまた次回お会いしましょう!

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