打ち合わせでよく出てくるweb用語解説:「Cookie」編

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打ち合わせなどでよく耳にするけど実は分かっていない、なんとなくの理解で進めてしまっている。そんなweb用語についてYouTubeで解説しているシリーズ。
今回は「Cookie(クッキー)」編です。

よく使われる例

  • 「Cookieを有効にしてください」
  • 「Cookieを削除したらパスワードがわからなくなった…」
  • 「Cookieを利用して、初めて訪れたユーザーと再訪ユーザーでコンテンツの出し分けが可能です」
  • 「アニメーションを何度も表示させるとユーザーが離脱してしまう可能性があるので、Cookieで制御できます」

そもそもCookieとはなんぞや

Cookieとは、端的にいうと「webサイトの訪問者の情報を一時的に保存する仕組み」です。

その「webサイトのユーザーの情報を一時的に保存する仕組み」

ユーザーがサイトを閲覧した情報を記憶しておくことで、そのユーザーが再びサイトを訪れた時にスムーズに情報提供ができます。(厳密にいうとCookieは2種類あるのですが、少し専門的な話になってしまいますので、今回は割愛させていただきます)

Cookieが利用される場面

このCookieはさまざまな場面で使われており、皆さんも知らず知らずの間に利用しています。

フォームの入力情報

申し込みフォームなどで氏名、住所、メールアドレスなどを入力する際に、以前入力した内容が候補として表示された経験はないでしょうか?これは過去に入力した情報がCookieとして保存され、再び入力する際にその情報が利用されているからです。

ログイン情報

TwitterやFacebook、ECサイトに訪問した際に、ログインした状態でページが表示されるのも、このCookieを利用しているからです。
ちなみにこれは、ログイン情報と対応した「ハッシュ値」と呼ばれるコードが保存されるためであり、ログイン情報そのものが保存されるのではありません。
情報が漏れるのでは?と思った方はご安心ください。

web広告

他にもよくCookieが利用されるシーンとしては、「web広告(※)」が挙げられます。
ネットを見ていると、購入を検討している商品の広告が突然出るようになった、特定ジャンルの広告が頻繁に表示される、といった経験はないでしょうか?

これは、訪れたことのあるサイト情報を記憶し、それを活用して広告配信を行なっているからです。

例えば、広告配信を行う際に「商品Aのサイトを閲覧したユーザーに商品Aの広告を表示する」といった形でセグメントすることが可能になります。

「商品Aのサイトを閲覧したユーザーだけに広告表示する」

※訪問しているwebサイトとは異なるドメインから発行されるCookie(サードパーティーCookie)に対して、Apple(Safari)では全面廃止、Google(Chrome)では2022年目途で段階的に廃止する動きです。

webコンテンツの出し分け

Cookieを利用すると、webコンテンツにも変化をつけることが可能です。
例えば、初めて訪れたユーザーにはAについて訴求する、再訪されたユーザーにはBについての情報を提供する、といったことも実現可能です。

再訪された方にはまた違う情報を提供する

webサイトのエフェクトやアニメーションはコンテンツを魅力的に見せる方法の一つではありますが、ページを開くたびにアニメーションが実行されると、見づらくなってしまう時もあります。

Cookieを利用して、初めてサイトを訪れた方にはアニメーションを実行するが、2回目以降に訪れた方にはアニメーションは実行しない、といった構築も可能です。

Cookie利用における注意点

このように、Cookieはさまざまなシーンで非常に便利な使い方ができますが、注意点もあります。

これまでに説明した通り、Cookieはユーザーの個人情報を利用することになりますが、個人情報保護法との兼ね合いもあり、利用することに対しては慎重に扱う必要があります。

Cookieはユーザー情報を取得しますが、特定の個人を識別するものではなく、現行の個人情報保護法においては個人情報には当たりません。(※2021年2月28日現在)

ただ、EUで施行されているGDPR(EU一般データ保護規則)においては、Cookieに残る訪問者のwebサイト上の閲覧・行動履歴や、先に説明した申し込みフォームでの入力情報(氏名、住所、メールアドレス)も個人情報に該当し、利用に関しては事前同意が必要となっています。

ページ下部などにこのようなCookieの承諾が表示されるサイトを見かけたことはありませんか?これもGDPR対応の一例です。

日本国内に企業サイトがあっても、EU圏域からwebサイトの訪問者が見込まれる場合は必須となり、GDPR対応を進めているサイトも増えてきています。
Cookie取得の事前同意に関しては、日本国内においてはまだ必須ではありませんが、これらの流れを受けて事前同意の実施を進めているサイトも増えてきています。

webサイトを訪れた時に「Cookie取得に対しての承諾」が表示される、といったことがあると思いますが、まさにこれが対策を実施した事例になります。

個人情報の取り扱いについては今後方針が変わる可能性もありますので、Cookieを利用したサイト制作を行う場合は、法務に確認したり、制作会社と打ち合わせを重ねることをお勧めいたします。

まとめ

それでは今回のまとめです。
Cookieとは「webサイトの訪問者の情報を一時的に保存する仕組み」であり、Cookieを利用することでユーザーが快適にwebサイトを閲覧できたり、効率的なマーケティング活動が行えるようになります。

ただ個人情報との兼ね合いで、Cookieの取得、利用については慎重にならないといけない可能性がある、ということです。

今回の用語解説「Cookie」編、いかがでしたでしょうか。
次回は、よくCookieと混同されてしまう「キャッシュ」編をご紹介したいと思います。

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