大手メーカーの社内サイトリニューアル。
15時間の調査で「使われない理由」を可視化し、活用される業務プラットフォームへ。
- 社内サイト
某大手メーカー 社内サイトリニューアル
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概要
「社内サイトで探すより、〇〇さんに聞いた方が早いな」
「やっと見つかったと思ったら最新版の資料じゃなかった…」
数千名の従業員を抱える、某大手メーカー様のイントラサイト。
長年の情報が詰め込まれたサイトはブラックボックス化し、スタッフの不満や諦めが募っていました。
本来、業務支援のツールになるはずのサイトが、なぜこのような状況になったのか。
それを解明するため、まずルート・シーでは「スタッフ15名・計15時間」にわたるインタビュー調査を実施。
全スタッフに活用される業務プラットフォームへのリニューアルを行いました。
<課題>
- 必要な情報を探すのに時間がかかる
- どれが最新版の資料かわからない
- 一部のスタッフしか利用していない
- サイトの存在意義や役割が曖昧になっている
<実施内容>
- 15名、計15時間のデプスインタビュー
- 要件定義
- 情報設計
- UIデザイン
- ユーザビリティテスト(計2回)
<成果>
- 必要な情報へ「1クリック」で到達できる導線を構築
- スタッフの情報探索時間を大幅に削減
- 言語化できていなかった「サイトのあるべき姿」を再定義
- 全社員が利用する業務プラットフォームへ刷新
- 業務効率化によるスタッフの活性化
「サイトで探すより、人に聞くほうが早い」状況だった社内サイト
サイトには多くの情報が掲載されていましたが、それらはルールなく散乱している状態でした。
ベテラン社員であれば長年の勘で情報に辿り着けるものの、新人スタッフにとってはまるで宝探しをする感覚。
「必要な資料がすぐに見つからない」
「どれが最新版の資料かわからない」
「サイトで探すより、人に聞くほうが早い」
と、いつしか「サイトで探すことが時間のロスになる」と敬遠されるように。
本来、業務を支援するための社内サイトが、十分に機能していませんでした。
制作ポイント① お客様も見えていなかった「理想のサイト像」を定義
「スタッフにとって本当に価値があるサイト」とは何か
サイトに課題を感じつつも
「本当に必要なサイトとは何か」
「どのような価値を提供すればいいのか」
と、お客様自身も答えを見つけられていませんでした。
そこで、ルート・シーは「そもそもこのサイトは誰のために、どうあるべきか」という原点に戻ることにしました。
スタッフのリアルな声や日常を知るために、UXリサーチからプロジェクトをスタート。
15時間に及ぶインタビュー調査で見えてきたスタッフの本音
様々な部署・職種のスタッフ15名に、1人1時間以上、計15時間のインタビュー調査を実施しました。
インタビュー調査によってスタッフからは
「月1回くらい、経理・総務系の情報を確認するときだけ使っている」
「サイトで探すより、人に聞くほうが早い」
「ここにしかないマニュアルがあるから、本当はもっと活用したい」
「他チームとの情報共有の場であってほしい」
など、不満だけでなく「本当はもっと活用したい」という声も。
15時間分のスタッフの本音を徹底的に分析し、本質的な課題を抽出・言語化 。
単なる要望のつぎはぎではない、サイトのあるべき姿を射抜いた3つのコンセプトへと昇華させました。
<リニューアルにおける3つのコンセプト>
①日常的に使用する「プラットフォーム」に
各種ツールへ「1クリック」でアクセスできる導線を整備。
「必要なときだけ見る」ではなく、日常的に開くサイトを目指します。
② 確実な業務遂行のサポート
事務手続き関連の資料だけでなく、メイン業務をサポートするための過去マニュアルも整理。
業務の効率化と正確性をサポートします。
③ 「人と組織」が見えるサイトへ
組織紹介などの社内コンテンツを通じて、組織の透明化やつながりを促進。
安心して働ける環境づくりを支援します。
制作ポイント②「利便性」と「モチベーションの向上」を両立させたUI設計
毎日開くサイトだからこそ「使い勝手のよさ」はもちろん「少し心が弾むようなデザイン」にもこだわりました。
利用頻度にあわせた利便性の高いレイアウト
インタビューでわかった情報の利用頻度をもとに、レイアウトを決定。
よく使う項目は左上に集約し、スムーズにアクセスできるような配置にしました。
また、ファーストビューに必要な情報をすべて網羅し、最適に配置。
何度もスクロールしなくてもいいように、使いやすさを追求しました。
モチベーションアップ!毎日開きたくなるデザイン
デザイン面では、パーツをあえて「ずらす」「重ねる」といった動きのある配置に。
動きのあるデザインで、楽しさを演出しています。
一方で、配色は目に優しい淡いトーンを基調とし、毎日目にしても飽きのこない心地よいデザインに仕上げました。
制作ポイント③本当の「使いやすさ」を追求した、2回のユーザビリティテスト
設計・デザイン後、実際に使用するスタッフによる2回のユーザビリティテストを実施しました。目的は「実際の現場における使いやすさ」の徹底検証です。
1回目の修正で生まれた新たな課題も見逃さないよう、「テスト・修正」のサイクルを2度回します。
これにより、机上の空論ではない「現場のスタッフが本当に使いやすいサイト」へ仕上げていきました。
<ユーザビリティテストで出た意見(一部)>
「毎月使用するツールのリンクが見当たらない」
→該当ツールをメニューに追加
「ボタンのラベルの名称がわかりにくく、どこに飛ぶのかイメージできない」
→ 遷移先をイメージできる表現にラベルの名称を変更
まとめ:「なぜか使いにくい」を可視化、課題を根っこから解決へ
今回のプロジェクトは、単に「社内サイトの情報を整理整頓した」わけではありません。
UXリサーチによって「なぜ使われなくなったのか」「どのようなサイトであるべきなのか」を追求し、スタッフ全員が活用できる社内プラットフォームへとリニューアルしました。
「サイトが使われなくなること」はデザインや機能だけが理由ではありません。
「このサイトは誰のために、何のために存在するのか」という原点が曖昧になってしまっているケースが多くあります。
ルート・シーは、まず「人の声を聞くこと」から始めます。
「何に困っているのか」
「なぜ使わなくなったのか」
表面的ではない「課題の本質」を見つけ出し「本当に使われるサイト」を設計しています。
「サイトが全然利用されていない」
「どこから改善すればいいのかわからない…」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
URL:クライアント様イントラサイトのため非公開(さらに詳しい内容はお問い合わせください)
対応内容:UXリサーチ/要件定義/情報設計/デザイン
