プロジェクト概要
「路線図はどこですか?」
「運行情報が見つからないんですけど…」
利用者からの問い合わせが日常的に寄せられていた京阪バスさま。
京阪バスは京阪沿線をはじめとする地域において、路線バスに加えて京都と各地を結ぶ高速バス、関西国際空港へのリムジンバス、京都での定期観光バス、貸切バス等多くのバス事業を展開しています。
その分、コーポレートサイトに掲載している内容が多く、複雑化が悩みの種になっていました。
今回のプロジェクトでは、社内横断的に集まった若手社員を巻き込み「ユーザーが迷わないサイト」を再定義。
柔軟な発想と熱意をUI/UXへ落とし込むことで、利用者が直感的に情報へ辿り着け、社内スタッフも自信を持って案内できる。
双方にとって「真に使いやすい」公式サイトへとリニューアルしました。
課題
- 長年の運用による情報の乱立
- 社内スタッフの案内業務への大きな負担
- アクセス集中によるサーバーダウンの不安
実施内容
- 社内若手プロジェクトメンバーによるワークショップ・提案
- 情報の優先順位を反映したUI刷新
- 公式キャラクターページの制作
- サーバーのリプレイス
成果
- ユーザーが迷わない環境を実現
- 社内スタッフの顧客案内がスムーズに
- 公式キャラクターを活用しユーザーとの親和性を向上
- 安定稼働する強固なインフラを確保
情報整理されていないサイトが生むユーザーのストレス
長年の運用の中、コンテンツ追加を繰り返していた旧サイト。
全体的に「ツギハギ感」が出ており、導線が複雑化していました。
「路線図はどこですか?」と、日常的にユーザーからの問い合わせが。
社内のスタッフでさえも「サイトのどこを見ればいいかわからない」「お客さまの問い合わせにすぐ答えられない」など、スムーズな案内に苦戦していました。
制作ポイント①若手社員とつくる。ユーザーが迷わない情報設計
若手社員の視点も集めたプロジェクト体制
今回のリニューアルにおいて「ユーザーの利便性向上」は大きなミッションでした。
通常、サイト制作は管理部門とのやり取りのみで進めることが大半です。
しかし、今回はこの課題をクリアするため、部署の垣根を越えて集まった「若手社員」が中心となる社内横断プロジェクトを結成しました。
「問い合わせ時の案内に時間がかかっている」
「運行情報への導線をわかりやすくしたい」
「お客さまの欲しい情報と京阪バスからの案内をすみ分けしたい」
「京阪バスご利用ガイドをもっと活用したい」
「高速バス・急行バスの知名度を向上したい」
月1回、直接ディスカッションを重ね、若手ならではの柔軟な視点で困りごとや要望を抽出。
若手社員が主役となり「ユーザーが迷わないサイト」を再定義しました。
情報の優先順位を反映したレイアウト
若手社員のアイデアから導き出した情報の優先順位をもとに、大胆なUI刷新を行いました。
ユーザーが最も知りたい情報は「今、バスが正常に動いているか」です。そのため、「運行情報」をメインビジュアルに集約しました。
続いて、「季節のイベント」「観光情報」などのホットな話題を配置。
さらに下には「時刻表・のりば検索」「運賃/定期」などよく利用されるコンテンツを並べています。
若い世代のリアルなデジタル感覚を踏まえ、ユーザーが迷わず情報に辿り着ける環境を構築しました。

制作ポイント②遊び心を取り入れたキャラクターページの制作とトップページのデザイン変更
今回のリニューアルは「利便性の向上」だけでなく、ユーザーに寄り添う「親しみやすさ」も追求しました。
「見ても飽きない、遊び心を取り入れたサイトにしたい」
「バス会社らしい要素としてイラストやキャラクターを入れたい」
京阪バスさまからは、デザインやコンテンツ面でもこのような声が挙げられていました。
サイト内では、運行情報や時刻表などの正確で安定した情報提供が求められます。しかしその一方で、観光客に向けての情報も発信しています。
そのため、日常の利用者から観光客まで広く親しみを持ってもらう必要がありました 。
そこで、親近感をもってもらえる施策として京阪バスさまが公式キャラクターを制作。キャラクターを紹介する「ファンページ」も開設しました。
この取り組みはキャラクターのLINEスタンプ発売や本社エントランスやイベント時の巨大なパネルの設置、定期観光バスのパンフレットへの展開など、様々な広報施策にまで発展。
また、トップページにはバスや人々のイラストを散りばめ、バス会社という固い雰囲気を払拭したデザインに変更しました。
バスのイラストは京阪バスのモデルを忠実に再現したものに。多様性のある沿線の暮らしをイメージしたイラストも挿入しました。
公共交通機関としての信頼性に遊び心とおもいやりを掛け合わせることで、あらゆる利用者に寄り添うサイト環境を実現しました。

制作ポイント③:アクセス集中に耐えられるインフラ構築
京阪バスさまのサイトには悪天候時など、突発的にアクセスが集中することもあります。
運行情報を確実に届け続けるための強固な環境づくりも課題となっていました。
そこで、従来の「サーバー1台体制」から「2台体制(冗長化構成)」へのリプレイスを提案。
万が一のトラブルにも耐えられるようにアクセスの負荷を分散させます。
予算やコストの制約を考慮してサーバーの選定まで行い、安定的に情報を発信できる強固なインフラを構築しました。
これらのコンテンツは、職場の温かみや人の魅力を伝えるだけではありません。
プロフェッショナルとしての「堅実な仕事ぶり」を伝える役割も担っています。
京阪バス社員のリアルな声や誠実さを伝え、求職者・社員ともに「ここで働くことの誇り」を改めて感じてもらうことを目指しました。
まとめ:ユーザーの「困りごと」と社内の「課題」に向き合うサイト制作
ユーザーが感じていた「使いにくさ」と、それによって生じていた「社内の負担」。
今回のプロジェクトはそれらに向き合い、ユーザーが迷わないサイトを再定義したリニューアルでした。
ルート・シーでは、単に情報を整えるだけの制作はしません。
「ユーザーが何に困っているのか」
「社内がどんな課題を抱えているのか」
お客さまと膝を突き合わせて一緒に考えることで、真に機能するサイトを設計します。
「ユーザーから使いづらいと声があがっている」
「サイトが複雑でお客さまを案内しにくいと社内から不満が出ている」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、ご相談ください。
お客様の声
<サイト公開後の反響>
「リニューアル後、お客様から『時刻表や運行情報がすぐに見つけやすくなった!』『スマートフォンでも見やすくなった!』とお褒めの声をいただく機会が増えました。
悪天候時などアクセスの集中した場合でも継続して情報発信をすることができています。
大阪・関西万博会場と京都を結ぶバスは、当サイトを通じて多くのお客さまに予約していただき連日満席が続きました。
多くのお客さまに受け入れて頂けるWEBページを作成できたと自負します。
社内横断的に募った若手社員の意見がふんだんに反映されたことで、社内でも『自分たちが作ったサイト』という愛着が生まれ、モチベーション向上にも繋がっています。
<ルート・シーの印象・今後の展開>
対面だからこそ和気あいあいとした雰囲気で、アイデアやイメージを膨らましやすかったです。
管理部門だけでなく、プロジェクトに参加した若手社員の自由なアイデアや意見を丁寧に汲み取り、プロの視点で素晴らしいデザインや強固なシステムへと昇華させてくださったルート・シーさんには大変感謝しております。
拡張性があるデザイン設計をして頂きましたので、新路線やイベントをwebページで発信をすることも増加しています。
今後もサイトの安定運用と、さらなるサービス向上に向けて、良きパートナーとして伴走していただけることを期待しています。
京阪バス株式会社 コーポレートサイトリニューアル
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| 公開日 | 2024年11月 |
| 対応内容 |
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